第28回記録

『築地市場巡りと真っ昼間の忘年会』

    夜の集まりはありきたり、それでは真っ昼間にしよう・・との発想で、築地市場巡りと寿司やで忘年会を楽しみました。
[まち歩き]
日時:12月4日(土)まち歩き:9時〜12時半/真っ昼間の忘年会:12時半〜 場 所:すしざんまい本陣/再びまち歩き:14時半〜
ルート:「場内(東京都中央卸売市場)見学〜場内魚がし横丁〜築地場外市場〜築地本願寺〜「すしざんまい」での昼間の忘年会〜銀座歩行者天国〜有楽町駅そばでカラオケ
参加者:13名(懇親会.. 15名)
[世話人]
俵一雄、山崎祐子


場内の歩き方の詳細と注意
・場内はまだ、自動車やターレット(専用小型運搬車)、フォークリフト等が かなり行き交うので、交通要注意です。(車両優先でいきましょう)
・正門を入りまっすぐ(2階駐車場下通路を)東進し、屋外大通りにでたら、右折し、青果中卸業者売場を右手に見て進み、水産中卸業者売場の西端(第一大通側)に到着。
・(まず東に)直進→(すぐ第1大通を)右折→(中卸店を見物しつつ)直進→(店の途切れるあたりで)左折→直進(次の大通へ)→(次の大通で)左折→(中卸店を見物しつつ)直進、の繰り返しを基本とし、第七大通 → 北端の屋外へ。(B方式)
この縦方向での歩き方とは別に、横方向へお店の間の通路を進んでいく歩き方があります。(A方式)
・一人で行き違うのがやっとの狭い通り(荷物やターレが路を塞いでいる)が、多いので個人行動に近くなります(!)
・肩掛けの荷物などは肩紐を取られて引っ掛けられるので要注意。
・足元が悪い(水溜り等)ので、ハイヒールは止めて堅い足回りがよいでしょう。
・素人も買い物はできます。
・大通りと次の大通りの間の縦の小路はターレも走れないくらい狭いが安全です。(中で買い物するならこの小路)
・北端の屋外に出たら、その駐車場あたりが、【第一の再集合場】
・そのあとは、場内の「魚がし横丁」に向かいます。
まち歩きスタート
東京に住んでいてもなかなかくることがない築地は楽しみですね。
@場内(東京都中央卸売市場)見学
ターレット(タ―レと略すことも多い)が細い通路を行き交っている。
気をつけながら市場の中に入っていくと、真っ赤なタコが目に入ってきた。
正月まで持つかもしれないが、数の子が安そうだと持参のお買い物袋に大切にしまいこむ。
マグロの解体もあちこちで実施されている。見世物としてではなく、売りやすい大きさに解体している。
道具の包丁は刀のように長い。
途中でマグロが食べたいと言う人もいて、500円のマグロのぶつきりが売られているので、5人で一人100円ずつ出して購入決定。はし、醤油、わさびなど一式ももらって、買い食いが始まる。少し硬めでおいしく食べることができた。
途中で魚、ブリを見ているとお店の人が出世魚の例がこれだといくつかの大きさの魚を見せてくれた。忘れてしまっているので、調べると以下の説明でした。
ブリは成長とともに名前が変わり、出世昇進の魚(出世魚)とされている。
東京付近などでは15cmくらいまでのものをワカシ、40cmくらいをイナダ、60cmくらいをワラサ、90cm以上のものをブリという。関西では、ツバス → ハマチ → メジロ→ ブリというそうだ。
ボラも名前が変わるが、派生語が面白い。代表的な呼び名 オボコ → スバシリ → イナ → ボラ → トド
派生語:「おぼこ娘」、「いなせ」、「とどのつまり」

マグロ関係の包丁にもいろいろな種類があるようだ。早朝の仕事も終了し、明日に向けての道具の整備も済んでいる。
横の道は混雑していて、すれ違うのがやっとだが、お店の商品を目の前で見ることができて楽しい。
A場内魚がし横丁
魚がし横丁に向かう途中に、魚河岸水神社がある。青空に「水神」の飾りや数多くのちょうちんが栄えている。
お店の前には多くの人が並んでいる。店の前では邪魔になるので、少し離れたとおりに次の列ができている。
魚河岸の重要な道具である、包丁などの刃物のお店もある。
B築地場外市場
11時に次の築地場外市場に向かう。ここも土曜日の昼時なのか、大変混んでいる。
買い食いをしたくなるようなものがあちこちで売られている。イカ焼きや卵焼きがあちこちにある。
C築地本願寺
一部の人は買い物よりも見学とそばの築地本願寺に向かう。
インド風の建物で普段見るお寺の造りとは違う。
<解説>築地本願寺は江戸時代の1617年に、西本願寺の別院として浅草近くの横山町に建立。「江戸浅草御坊」と呼ばれていた。しかし明暦の大火(振袖火事)により本堂を焼失。その後、幕府による区画整理のため旧地への再建が許されず、その代替地として八丁堀沖の海上が下付された。そこで佃島(現中央区佃)の門徒が中心となり、本堂再建のために海を埋め立てて土地を築き(この埋め立て工事が地名築地の由来)、1679年に再建。「築地御坊」と呼ばれるようになった。現在の古代インド様式(天竺様式)の伽藍は当時の浄土真宗本願寺派法主・大谷光瑞と親交のあった東京帝国大学工学部教授・伊東忠太による設計、松井建設(株)の施工で 1934年に完成している。伽藍には大理石彫刻がふんだんに用いられ、そのスタイルは現在においても斬新かつ荘厳で、築地の街の代表的な顔である。
たまたまインディアンフェスタ2010が開催され、インドの観光案内やインドカレーや菓子、ワインなどが売られていた。昼にすしを食べるのでここでの買い食いは、我慢する。
D「すしざんまい」で昼間の忘年会
12:30からの開始。忘年会から参加する人も数名。隣の江戸銀と言うすし屋から中学生らしき生徒が30人ほど出てきた。修学旅行か東京見学できて、江戸の寿司を楽しんでいるのだろうか。
足が伸ばせるのがうれしい。
寿司がなかなか出てこないとのクレームも出始めたが、いろいろな話があちこちで盛り上がっているのでちょうど良かったようだ。
2時間ほどで終了とし、記念撮影。

予約係担当の人の思惑とその後の感想は次のようでした。
お寿司の出番をいつかいつかと待たれていたみなさん、ゴメンナサイ!
忘年会ということで、まずは飲んで喉を潤してからつまみをつまんでワイワイとそれから、「ヘイ!スシ食いネ
ェ!」(しぶがき隊)の段取りでした。
つまみの生牡蠣は何処産だ?県名でなく地名は何処だ?とウルサイ御仁が隣に約一名おりましたが、美味しかったですね。

E銀座歩行者天国
まだ早いので次のまち歩きをどうしようかと話し合ったが、なかなかまとまらない。どちらにしても銀座のほうに向かっていこうと言うことになる。
銀座に大学卒業後勤めていたと言う梅島さんがあちこちを紹介してくれる。万年橋の下の飲み街なども見に行く。歌舞伎座の工事現場を右に見ながら、東銀座の方向に向けぶらぶらと進んでいく。残念ながら当初目的として2次会?会場は空き席がないという。
久しぶりに再開されたと言う銀座歩行者天国を歩きながら、有楽町に向かい、結局カラオケボックスに入ることになる。
F有楽町駅そばでカラオケ
まだ外が明るい中でのカラオケが開始される(15:30頃)。(下左の写真はお店からの有楽町駅方面風景)
元気に昨日見た映画の主題歌だと言って「宇宙戦艦大和」を歌う人、「月光仮面はだれでしょう」を歌う人など盛り上がるが、すでに熟睡モードに入っている人も出始める。
5時前に解散。お疲れ様でした。
(なんと、5時の解散の後に三次会に連れ立って行った人も何人かいたようだ。 )
 
 
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